私たちは「日光の子どもに歴史を伝える会」の「日光子ども歴史探検隊」の活動に飛び入りで参加しながら、さらに多くのボランティアの方々との交流を深めるためにサイトを運営しています。
元々は日光の行政機関での広報活動をサポートする仕事に従事していたメンバーが集まって、仕事を通して学び得たさまざまな知識や経験を、どうやって活かしたらよいか、多くの方々にどうやって恩返したらよいのか、と考えるようになったのがきっかけでした。
観光で訪れたこの日光のリピータとなり、やがてこの地に永住することになった方々の話を、日光ではよく耳にします。それほどこの日光という土地には、はかりしれない魅力があるのです。今日までの約10年間の貴重な経験の中で、さまざまな方々との出会いを通し、日光の文化・歴史の奥深さ、美しい自然に囲まれ、この地に暮らす人々のやさしさやたくましさに触れるにつれ、その理由が何となくわかったような気がします。
ボランティアとしての組織の作り方もわからず、何もかもが手探りの状態の中で、これまでの知己をたよりにいろいろな方にお会いしましたが、具体的な何かがないところで「企画倒れ」の日々を過ごしていました。
取材等で面識のあった「日光の子どもに歴史を伝える会」代表の中川光熹先生にご挨拶させていただいて、そのお誘いのままに「日光子ども歴史探検隊」に取材カメラマンとして参加させていただくことで、再び日光に通いはじめました。自分に何ができるのかをずっと模索しつづけててきたこの２年間で、結果としてたどりついたのがこの「日光キッズ」というサイトです。
過去の日光の仕事では、子どもたちとの交流に携わる機会も数多くありました。よそ者の自分だからこそわかる日光の魅力を、地域の未来を担う子どもたちにも理解してほしいという気持は、当時も今も、変わらずに持ち続けています。
自分にできることは、ごくごく限られていますが、これからもボランティア活動やそれを起点とした交流を通して、日光の魅力を広く世の中に伝えられればと願っています。
日光キッズサイト運営委員会